第11回中国国際不織布会議

第11回中国国際不織布会議は9月19日から20日にかけて上海で開催されました。今回の会議のテーマは「イノベーションが不織布産業の高付加価値化を促進する」でした。業界団体、科学技術研究機関や重点企業などの関係者により、ポストパンデミック時代における不織布産業が直面する新たな機会と課題、技術革新およびグリーン製造について深く議論され、産業の将来の発展方向が示されました。

中国の不織布産業は強力なイノベーション能力と優れた専門人材チーム、世界で最も完成されたサプライチェーンおよび最大の応用市場を持っていますが、ハイエンド分野での突破において多くの課題に直面しています。

機会と課題に直面する中で、業界は現代的な不織布産業システムの構築に注力すべきです。具体的な取り組みには、基礎的イノベーションおよびキーテクノロジー研究の強化、多段階的な協働イノベーションプラットフォームの構築、効率的な成果変換システムおよび標準支援システムの確立などがあり、繊維から製品に至るまで不織布のグリーンサプライチェーンを構築し、世界をリードするイノベーション、製造および持続可能な発展能力を持つ不織布産業クラスターを形成します。東部沿海地域および中部・西部地域における不織布と主要製品産業の均衡ある発展を促進し、不織布向け主要なスマート装置および管理システムの研究開発と普及を強化し、不織布産業におけるリーディング的な科学技術および管理人材の育成を強化します。